クラウドストライクが Adaptive Shield を買収し、クラウドとアイデンティティセキュリティを統合した唯一の統合型 SaaS セキュリティプラットフォームを提供
Falconプラットフォームが、オンプレミスのActive Directory、クラウドベースのアイデンティティプロバイダー、
SaaSアプリを含むハイブリッドクラウド環境全体を、アイデンティティベースの攻撃から完全に保護
※この資料は米国にて2024年11月6日に発表されたプレスリリースの抄訳です。
CrowdStrike(NASDAQ: CRWD)は本日、SaaSセキュリティのリーダーであるAdaptive Shield社を買収することで合意したことを発表します。本買収により、クラウドストライクはオンプレミスのActive Directory、クラウドベースのアイデンティティプロバイダー、SaaSアプリケーションなどの最新のクラウドエコシステム全体にわたるアイデンティティベースの攻撃に対する、統合されたエンドツーエンドの保護を単一の統合プラットフォームを通じて提供する唯一のサイバーセキュリティベンダーとなります。本買収は、欧州で初開催されたクラウドストライクのユーザー向けカンファレンス「Fal.Con Europe」で発表されました。クラウドストライクはこれにより、リーディングプロバイダーとして、他社をリードする包括的な保護機能を複雑なハイブリッド環境向けに提供することが可能になります。
クラウドストライクの最高経営責任者(CEO)兼創業者であるジョージ・カーツ(George Kurtz)は次のように述べています。「クラウドストライクは最も困難なサイバーセキュリティ上の課題克服を目指し、設立されました。また、現在も最新の脅威を阻止するために必要なソリューションを提供すべく、常に新たなイノベーションの創出に取り組んでいます。SaaSとAIの活用が広がる中で、新しいアプリケーションが登場するたびに業務が複雑化し、従業員など人のアカウントとそれ以外の非人間アカウントで設定ミスのリスクが高まります。結果的に、そうしたミスが高度な攻撃のターゲットにもなりかねません。クラウドストライクはAdaptive Shieldの買収により、今後もクラウド環境におけるアイデンティティ保護機能のリーディングプロバイダーとして、Falconプラットフォームを通じてクラス最高のSaaS保護機能を提供してまいります」
クラウド環境でのアイデンティティベース攻撃はSaaSアプリケーションを標的に
昨年1年間で、クラウドエクスプロイトは110%増を記録しました。一方、アイデンティティベースの攻撃も引き続き増加の一途を辿っています。現在、初期アクセスを狙う攻撃の75%は、マルウェアフリーです。アイデンティティとクラウドを狙う「クロスドメイン」攻撃では、オンプレミスのActive Directoryやクラウドベースのアイデンティティプロバイダーなど、多数の攻撃経路が存在し、さらに増え続けるSaaSアプリケーションがそれに加わりつつあります。最近の複雑化したハイブリッドクラウド環境と、統合されていない数々のセキュリティツールにより、保護対象から漏れる領域が生まれ、アイデンティティベースの脅威を防ぐことを困難にしています。2024年には、SaaSがパブリッククラウドへの総支出のうち40%以上を占め、クラウドコンピューティング市場の最大カテゴリーとなることが予測されています。SaaSの責任共有モデルでは、SaaSベンダーはセキュリティ管理を、組織が構成管理をそれぞれ担当します。今日の複雑化した環境では、数百にも上るSaaSアプリケーションのそれぞれにアクセス制御とアイデンティティ構成が付属します。セキュリティチームでは、アクセスしているユーザー、露出している機密データ、アクティブな脅威を継続的に把握する必要がありますが、これはアイデンティティ保護に特化したSaaS保護機能を使用する場合でも、依然として大きな課題です。
Adaptive ShieldとFalconプラットフォーム – アイデンティティとSaaSを包括的に保護
Adaptive Shieldは、SaaSのアイデンティティ、設定ミス、データを対象に、業界屈指の包括性を誇るセキュリティポスチャ管理機能および脅威保護機能の提供を通じて、SaaS侵害を阻止します。Adaptive ShieldをCrowdStrike Falcon® サイバーセキュリティプラットフォームに統合することで、クラウドストライクに最新のハイブリッドクラウド環境のあらゆる場所で起きるアイデンティティベースの攻撃を阻止する最先端の機能が加わります。お客様の主なメリットは以下の通りです。
包括的なSaaSセキュリティポスチャ管理(SSPM):150を超えるSaaSアプリケーションを対象に、従業員などの人のアイデンティティと、それ以外の非人間アイデンティティの設定ミス、権限とアクティビティレベル、露出データを完全に可視化し、ガバナンスを徹底できます。ハイブリッドクラウド環境全体を対象に、アイデンティティをエンドツーエンドで可視化するこの新しい機能がもたらす独自のコンテキストを活用することで、クラウド検知と対応(CDR)を迅速化できます。
生成AIアプリケーションのセキュリティコントロール:Adaptive Shieldは生成AI SaaSアプリケーションを継続的に監視することで、一貫したセキュリティ基準の適用が可能です。具体的には、設定変更の検出とAI設定の制御を通じてデータ漏えいを防止するとともに、シャドーAIアプリケーションを特定してリスクプロファイルと照らし合わせ、必要に応じアクセス権を削除します。こうしたアプローチにより、セキュリティポリシーを遵守したAI統合アプリケーションの運営と、機密データの保護が可能です。
ハイブリッドアイデンティティとクラウドセキュリティの統合:Adaptive ShieldとCrowdStrike Falcon® アイデンティティ保護の優れた機能を組み合わせることで、SaaS、オンプレミスのActive Directory、クラウドベースの環境(OktaおよびMicrosoft Entra ID)を網羅する、包括的なアイデンティティ保護機能を実現しました。CrowdStrike Falcon® Cloud Securityをご利用のお客様には、単一の統合コンソールとワークフローでインフラストラクチャ、カスタムアプリケーション、データ、AIモデル、SaaSアプリケーションに至る最新のクラウドエステート全体を可視化および保護できる統合機能もご利用いただけるようになります。
既存の統合により検出と対応を迅速化:Adaptive ShieldのCrowdStrike Falcon® 次世代SIEMに既存の統合により、エンドポイント、アイデンティティ、ワークロード、アプリケーションなど、複数のセキュリティ領域にわたる脅威を自社内ですばやく検出し、対応することが可能です。具体的には、Adaptive Shieldが統合されたCrowdStrike Falcon® 次世代SIEMが情報を検出して、最新の脅威インテリジェンスと自動的に関連付け、Falcon Fusion SOARがほぼリアルタイムで対応します。
Adaptive Shieldの最高経営責任者(CEO)兼共同創業者であるマオール・ビン(Maor Bin)氏は次のように述べています。「SaaSアプリケーションが幅広く導入されたのに伴い、企業の攻撃対象領域は急速に拡大しています。また、責任共有モデルと未統合のセキュリティコントロールにより、SaaS環境が主な攻撃ターゲットとなっています。当社のミッションは、クラウドストライクと完全に一致しており、SaaS侵害を阻止しながら、サイバーセキュリティ業界随一の包括性を誇るプラットフォームでの統合をさらに推進していきます。市場をリードする非常に高度なSaaSセキュリティソリューションを構築した当社のチームを非常に誇りに思います」
Adaptive ShieldとCrowdStrikeの詳細は、こちらをご覧ください。
取引詳細
買付けは主に現金で、一部に権利確定条件付き株式で行われる予定です。また、今回の買収は、慣習的な買収完了条件を満たしたのち、クラウドストライクの第4四半期中に完了する見込みです。
将来の見通しに関する記述
このプレスリリースには、クラウドストライクとクラウドストライクのお客様が今回の買収によって得るメリット、Adaptive Shieldの技術とオペレーションの統合に関するクラウドストライクの計画、買収完了に関する記述など、リスクや不確定要素を含む将来の見通しに関する記述が含まれています。リスクおよび不確定要素の結果として、実際の業績や結果が想定されたものと大きく異なる可能性があるため、これらの将来の見通しに関する記述に過度の信頼を置かないようご注意ください。買収条件が満たされること、クラウドストライクがAdaptive Shieldの技術とオペレーションを統合できること、最新のフォーム10-K(年次業績報告書)、フォーム10Q(四半期業績報告書)、その後提出した書類など、クラウドストライクが米証券取引委員会に随時提出する書類に記載したそのほかのリスクなどをはじめとしたさまざまな要因により、実際の結果が本プレスリリースの記述と大きく異なる可能性があります。本プレスリリースに記載されているすべての将来の見通しに関する記述は、現時点で入手可能な情報に基づくものであり、当社は本プレスリリース発表後に発生する出来事や状況を反映するために、将来の見通しに関する記述を更新する義務を負わないものとします。
CrowdStrikeについて
グローバルサイバーセキュリティのリーダーであるCrowdStrike(Nasdaq:CRWD)は、エンドポイント、クラウドワークロード、アイデンティティ、データといった企業リスクを考える上で重要な領域を保護する世界最先端のクラウドネイティブのプラットフォームにより、現代のセキュリティを再定義しています。
CrowdStrike Falcon®プラットフォームは、CrowdStrike Security CloudとワールドクラスのAIを搭載し、リアルタイムの攻撃指標、脅威インテリジェンス、進化する攻撃者の戦術、企業全体からの充実したテレメトリーを活用して、超高精度の検知、自動化された保護と修復、精鋭による脅威ハンティング、優先付けられた脆弱性の可観測性を提供します。
Falconプラットフォームは、軽量なシングルエージェント・アーキテクチャを備え、クラウド上に構築されており、迅速かつスケーラブルな展開、優れた保護とパフォーマンス、複雑さの低減、短期間での価値提供を実現します。
CrowdStrike: We Stop Breaches
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無料トライアル:https://go.crowdstrike.com/try-falcon-prevent-jp.html
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