CrowdStrike、サイバー攻撃における侵入動向を明らかにする報告書 「脅威ハンティングの最前線からの考察」を発表
米国時間2018年10月9日にCrowdStrike, Inc.が発表したプレスリリースの抄訳です
CrowdStrike、サイバー攻撃における侵入動向を明らかにする報告書
「脅威ハンティングの最前線からの考察」を発表
25,000件以上の侵入未遂ケースの分析から、最大の脅威、攻撃者が標的とする業界が明らかに
カリフォルニア州サニーベール – 2018年10月9日 – クラウドベースの次世代エンドポイント保護の業界リーダーであるCrowdStrike® Inc.は本日、2018年上半期のサイバー脅威の傾向をまとめた報告書 Observations From the Front Lines of Threat Hunting(脅威ハンティングの最前線からの考察)を公開しました。CrowdStrikeが提供するCrowdStrike Falcon OverWatch™は攻撃者の現在の攻撃手口(Tactics, Technigues, Procedures: TTP)に関する知見を明らかにし、日々巧妙化を増し、隠密に行動する攻撃者による侵入活動を検出する業界トップのマネージド脅威ハンティングチームです。本レポートは、このOverWatchチームからのデータを分析しています。またこのレポートでは、この1年でCrowdStrike OverWatchが侵入を阻止した25,000件の侵入未遂に関する追加のコンテキストを、Falconプラットフォームを活用する176ヵ国に渡るお客様のエンドポイントからの1週間あたり1兆件のセキュリティイベントを収集・処理する脅威テレメトリーから得ています。40%の侵入未遂のケースは国家が関与する犯罪集団、19%がネット犯罪者によるものだったことも明らかにしました。
本レポートにより、テクノロジー、プロフェッショナルサービス、ホスピタリティの分野がサイバー攻撃の標的となる頻度が高い結果が明らかになりました。攻撃者は、さまざまな新しい戦術を用いて防御回避を試みるほか、WindowsのActive Directory Explorerを使いワンタイム認証情報をダンピングするなど認証情報へのアクセスTTPなどを駆使してシステム侵入を試みます。本レポートで明らかになった侵入ケースが多い分野とその割合は下記の通りです。
- テクノロジー:36% ● プロフェッショナルサービス:17% ● ホスピタリティ:8% ● 政府・防衛:7% ● NGO(非政府団体):7%CrowdStrikeの共同創立者かつ最高技術責任者(CEO)ドミトリ・アルペロヴィッチ(Dmitri Alperovitch)は 次のように述べています。「現在の攻撃者達は、すべての産業を標的にしています。組織はもはや受け身のアプローチだけでは自身を守ることができません。攻撃者がすでに侵入していることを前提に、自社の環境で24時間365日攻撃者を追う必要があります。それは我々が脅威ハンティングのサービスを始めた理由であり、この分野のパイオニアとして、ネットワーク上の大量のデータから、他の方法では見つけるのが至難の技である侵入を特定しています」
- 脅威の検知 : 1分
- 脅威の調査 :10分
- 脅威に対応・修復 :60分